老舗育ちの和菓子店が百反坂にオープン/高松屋
最近、新しいお店もできてきた注目の百反坂のお店紹介、第三弾です。
大崎の西口にはお菓子屋さんがありません。
数年前まで飴屋さんなどはあったのですが今はすべて閉店、または移転してしまいました。
そんな中、住民待望のお店が百反坂の中腹に8月1日、オープンしました。
大福・団子の「高松屋」さんです。
場所は坂を少し上り、二軒並んだセブンイレブンの向かい側。
夏前から工事中の状態をみて気になっていた方もいらっしゃるのでは?
店内に入ると若くて誠実そうなイケメンの店主、高地さんが迎えてくださいました。
和菓子職人にしてはお若いな…と思いつつ、お店開店にまつわるお話をお伺いしました。
-高地さん「このお店を開店する前は、高輪の松島屋というお店におりました。
高校時代のアルバイトから17年もお世話になりました。」
こんなに若くしてキャリア17年!とても期待を高まらせつつ、店名の由来についてお伺いしました。
-高地さん「僕の名前の「高」、また僕は地元が高輪なんです。
そして父の仕事の都合で高松宮邸内に長年すんでいたこともあり、高松宮邸にもあやからせていただきました。」
高輪の松島屋と言えば、1918年創業の老舗で、東京の三大豆大福と言われた名店ではないですか!
旧高松宮邸のすぐ横にあり、昭和天皇が侍従に所望されたという大福は、午前中で完売することも多いという噂をききます。
そしてショーケースの一角には愛らしい招き猫が。
泉岳寺のご住職の奥様がお客さんをたくさん呼ぶようにとくださったものだそう。
-お客様「私も地元が高輪なの。ほんとうにまるで松島屋さんのお菓子のようだわ。大崎で美味しい和菓子が買えるようになるなんて嬉しい。」
店内でお話を伺っているとお菓子をお求めになられたお客様が、そう言ってたくさんのみたらし団子を買われていきました。
すでに老舗和菓子屋出身の職人さんがいるという噂は広がっているようです。
早速の招き猫ちゃん効果でしょうか?
ショーケースにならぶ甘味は塩大福、豆大福、よもぎ大福、きび大福、赤飯、みたらし団子、餡団子、水羊羹などなど・・・。
早速、豆大福をいただきました。(写真は塩大福です)
お餅は薄いのですが、餅の味はしっかりしてとっても柔らか。そして甘すぎず程よい粒餡がたっぷり。
現在、高地さんご夫婦は品川区に暮らし、子供たちもお店の近くの大崎の幼稚園に通っているとのこと。
これが大崎の味になっていくと思うと住民としては本当に嬉しいことですね。
甘味が欲しい時、御持たせに迷った時にはおすすめです。
定休日は日曜日ですが、仕入れの関係で臨時休業を月曜にいただくこともあるそう。
9月は26日がお休みでした。
営業時間は商品がなくなるまで。
売れ行きによって早く閉まってしまう事もあるとのこと。
月曜や、夕方以降にご来店の方は事前にお問い合わせを!
▼高松屋
・住所:品川区西品川3-16-2
・電話番号:03-4296-6530
・営業時間:10時よりなくなり次第
・定休日:日曜日(他、臨時休業あり)